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5.品質管理 5−11.計量値に関する検定と推定 4)母分散未知の場合の母平均に関する検定と推定

計量値に関する検定と推定  4)母分散未知の場合の母平均に関する検定と推定

母分散が不明の場合は、n個のサンプルの測定値から推定する。
σのかわりにs(あるいはV^0.5)を用いると次の統計量tは自由度(n−1)のt分布をする。

t=(Xav-μ)/(s/n^0.5) あるいは(Xav-μ)/(V/n)^0.5

この式を用いて計算したtの値を、自由度φ=n−1のt分布表から得られる限界値t(φ、α)と比較して平均値が変わったかどうかの判定を行う。

 

例題 
チーズの成型箱詰め作業は従来手動で行われ、製品重量は平均252.0g、標準偏差0.9gで安定していた。

最近自動成型に切り替えを行い、20個のサンプルを抜き取ってその重量を測定したところ、下表のようになった。

データ 

自動化後の製品重量は、従来の平均重量と異なるといえるであろうか? また自動化後の製品重量の母平均はいくらといえるか?

母平均に関する検定 
(1)仮説を立て有意水準を決める

仮説 

(2)平均Xavおよび標準偏差sを求める 
 計算表

計算表 

 よって平均Xavおよび標準偏差sは、それぞれ

平均と標準偏差 

(3)t0を計算する

 t0=(Xav-μ0)/(s/n^0.5) =  -2.76498

 

(4)t分布表より有意水準5%の限界値を求め、t0と比較する。

  t(19,0.05)=   2.093

   |t0|=2.765 > 2.093

 従って、有意水準5%でH0は棄てられH1が採択される。
 すなわち自動化後の製品重量の平均は、手動当時と変わったといえる。

 

(5)母平均の推定

 Xav±t(φ,α)s/n^0.5
 信頼率95%で区間推定値を求めると
  t(19,0.05)=   2.093 であるから、

 Xav−t(φ,α)s/n^0.5= 251.52 −   2.093* 0.776361/20^0.5 =  251.16

 Xav+t(φ,α)s/n^0.5 = 251.52 +  2.093* 0.776361/20^0.5 =  251.88

 

信頼率95%で自動化後の製品重量の母平均は、
251.16g   〜    251.88g
の間にある。

 


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